ホーム » 退職理由 » 仕事の責任が原因で辞めたいと思ったらチェックすること
自分が勤める会社で昇格することで増える任務は、部下たちが行う仕事への責任です。
言い換えれば、自分が直接担当していない仕事のミスに対して、責任を負わなくてはなりません。
負う責任の程度によっては、会社を辞めたくなるほどになります。
そんなとき、本当に辞めるべきか辞めるべきでないか上手く判断できる方法を3つお教えしましょう。
目次
自分の会社で昇格したら増えるのは給料だけではありません。
責任の量も増えてしまいます。
昇格したり、給料が増えると、気分的に楽になるイメージを浮かべますが、そうではありません。
仕事の責任が増えるから昇格したり、昇給したりするのです。
それは、リスクが大きい職業は報酬が高いことと同じ。
責任が重い職業やリスクが大きい職業は、ある程度能力がある人しかできないのも事実。
できる人が本当に少数だと、依頼してもなかなか引き受けてくれないので、自然と報酬も高くなります。
また、責任が重い職業やリスクが大きい職業は、一般的にあこがれの職業のような扱いを受ける仕事がほとんどです。
みんなが憧れるような職業というのは、やっている本人も誇りに思ってやっているのが当たり前。
だから、できる人が極端に少ない職業やみんなが憧れる職業をイヤイヤやっている人はあまりいないでしょう。
高い報酬が得られるだけでなく、大多数の人から頼りにされることを嫌う人はないに等しいのです。
では、会社での仕事で置き換えたらどうでしょうか。
昇格というのは、基本的になかなかできません。
それは、ちゃんと仕事ができないと昇格はさせてもらえないから。
昇格したら、昇給するわけですから、会社の支出が新たに増えるのに、わざわざ能力がない人の分を昇給することは絶対にしません。
仕事の責任にうんざりしたり、疑問を感じるようにもなったりして、辞めたいと考えるようになったら、部下や上司から信頼されていて、自分でもそれを誇りに思っているかどうか検証してみましょう。
そして、もし誇りに思えたら留まればよいし、誇りに思えなかったら会社を辞め転職などを考えればいいのです。
超長時間労働で、休みなく働くことが何か月も続くような会社は、当然ブラック企業なのですぐ辞めるべきです。
⇒仕事が辛い!転職を決断した方が良い、ブラック企業と判断する特徴4選
しかし、休日はしっかり確保され、給料もきちんと支払われているのに、仕事の責任を強く感じすぎ、仕事が終わったあとも帰りの電車の中で仕事のことばかり考えたり、休日も自宅で残業してしまうことがあります。
その仕事が好きで、責任を感じることも仕事のひとつで、休まず仕事のことを考えること自体が楽しいのは一見いいように思えます。
仕事が遊びなのですとか、趣味を仕事にしたと自慢し、メディアに頻繁に登場する成功した経営者のような感じです。
ただ、企業の中である程度昇格し、責任のある立場になった人でも、一応会社員なので指示される側でもあります。
指示される側の欠点は、責任の追及をされたときに前述した経営者のように自分の思うような動きをできないこと。
自分の意見と会社側の意見の板挟みになるので、心身ともに負担がかかります。
いつそういう状態になるかわからないので、何もトラブルがないときは、勤務時間外や休日では仕事のことは一切忘れ、いざというときに備えるため、エネルギーを温存しておくことがトラブルを乗り越える秘訣なのです。
仕事の負担を感じすぎて、会社を辞めたくなったときは、必ず休日や勤務時間外にきちんと会社のことを忘れられているかどうかが、辞めるか辞めないかを判断する基準となります。
特定の企業で勤務しようが、自営業として働いていようが、目的はお金を得ることです。
会社に勤務したり、仕事をして頑張ったら、仕事の責任を果たしたごほうびとして、報酬をもらいます。
頑張ったごほうびなのだから、何かに使いたい、あんなに頑張ってストレスがものすごく溜まったから、ストレス発散しないとやっていけない。
それを繰り返し、せっかく苦労して稼いだ給料をどんどん使い果たしてしまうことが多々あります。
仕事より趣味に没頭してしまい、その趣味のためにせっかくもらった給料を費やしてしまう人もいるのです。
これでは何のために会社に勤務して安定した収入を得ているのかわからず、本末転倒の典型例です。
一応仕事の責任を果たしてストレス発散をしているので、心身ともに健康だったりします。
でも、結局お金がすっからかんになってしまうなら働いている意味がありません。
まず、ストレス発散のための出費をしなかったら、どうなっているのかを考えてみましょう。
もし、心身ともボロボロになっていることが瞬時に想像できたら、仕事の責任を果たすことが無駄になっているので、今の会社は辞めるべきでしょう。
どんな楽しいことでもずっと続けていると飽きるものです。
心では楽しいと思っていても体の方が悲鳴を上げている場合もあるので、必ずちょっと休憩やクールダウンをし、リセットする必要があります。
一度クリアにしたことで、気分がスッキリし、また新鮮な気持ちで取り組むことができるのです。
仕事の責任のことで、会社を辞めたくなったら、遠慮なくリセットする時間を作り、本当に辞めるべきかどうか考えてみるのもよいでしょう。
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